2017年12月24日日曜日

共に頑張ろう!

今年最後の登校拒否親の会

1年間大変お世話になりました。

ある日突然、学校行かなくなったんです。

絞り出すように話し出す親

私には経験したことのない苦しくて先の見えない親の思い

学校に行けなくなった子供達は不登校になるずっと前から心傷つき、誰にも打ち明けられず、やっとの思いで学校を行くことをやめられた
これ以上、学校に通えばもっと自分が壊れてしまうかもしれない怖さがあるから

でも、突然の出来事に親は驚き、ありたけの言葉で学校に行くよう子どもを追い込む

『保護者』である親が保護してくれないどころか、先生と共に圧力をかけてくる

多くの親がかつて我が子を追い込んだことを悔い、初心者の親に優しく語りかける
生きているだけでいいじゃない!

初心者の親の顔には困惑と驚き、そして気づき
『そうだったんだ…。』
『かわいそうなことしてたんだ。』

誰もが我が子のためにとそうしてしまう。
インフルエンザなら学校休むことを誰より進め、優しく看病してやれるのに。
心の痛みは目に見えないから

先ずはママ達の息抜きの場を整えてあげたい
話して、学んで、パワーを貯めて

議員でなければ、存在すら知らなかった集い
本当にありがとうございました
これからもよろしく

2017年12月20日水曜日

ママさんの熱い想い

師走も半ばを過ぎ。

私の車の前を走り去ったのは野うさぎ。
姿川にイノシシが現れて驚いたばかり。
壬生町は転入者が増えておりますが、どうも人口増に関わらない方達も多い。

群馬は桐生市に行ってまいりました。

講師はUターンの女性
高齢化率34%を超えるふるさとをなんとか活性させたい、賑わいを取り戻したいと、熱い想いでNPOキッズバレーを立ち上げました。

空き店舗は市の公有物件。
活性化事業や子育て系の受託事業をはじめ、スペース賃料、子どもやママ向けイベント参加料、商店街の店舗で扱う商品でカタログギフトを販売し収入源とする。

彼女の凄いところは、持続性を出すために、受託費を貰わなくても賄える体制にしていきたいと目標を立てている。
今、存在するNPOの難しさは公共性を持ちながら、自主事業でいかに収益を上げるか。
スタッフの給与をアップさせ、やりがいを持続できるか。
経営感覚があり、かつ、商品、サービス開発能力を持つ又は取り込む力を持つこと。簡単ではない

因みに講師の背中には赤ちゃんが背負われてる。

結婚しても、子どもを産んでも、自分の能力を発揮できる場が欲しい。

そうだよね。その通り。

2017年12月10日日曜日

子どもの居場所を作る

つつがなく1日が終了です。

地元自治会の餅つき大会。

少し前までパパさんの参加は少なかったのですが、家族全員参加が多くて何より。
団塊の世代の先輩達も「今時の若いモンは!」ではなく、子育ては地域で支えよう!と理解して頂いてきた分、参加しやくなったかな。

県学童保育連絡協議会研究会

子ども子育て新法の改正によって、学童保育の運営主体は市町村の責務となり、保育園同様、運営指針を持って保育のあるべき姿を示した。
素晴らしいことなのですが。
役所の担当者はこれを理解し、既存の実行者に対し改正の趣旨内容を伝えて、支援者、指導者の処遇改善を含め制度の見直しを図るところ、実際はなかなか出来ていない。
国からの補助も手が出ていない。

責任問題にしている場合ではなく、役所の担当者、現場の実行者、保護者が学び子どもの居場所をより良くしていく努力をしなければならないです。

2017年12月9日土曜日

介護セミナー反省会

外は寒いのでウォーキング、うちが寒いのでコタツでアイスバックスの応援中!

介護セミナー開催の反省会。
私以外は皆さん大先輩ですが、意見が出るわ出るわ。次回の企画もあっという間に出来上がり。

これまで様々なまちづくりを私が企画から実施まで深々と関わりましたが、先輩方に少しお手伝いするだけで、充分完成度の高いことが実現できる確信を得ました。これからはこのやり方でいこう!

さて、本日の下野新聞に掲載された記事は気になるものが多い。
いよいよ年度末に向かって新しい防災マップが出来てきます。
27年の関東豪雨では想定外の浸水があり大きな被害が出ました。
決算議会では防災マップに載らない河川以外の用水路の氾濫情報について町担当に確認。
特別な基準を設け対応するとの回答を得ました。


また、国保の都道府県単位化で、国内の多くで保険料アップと予想されていた為、現状維持で、とりあえずホッとしました。しかし、現状維持は国の公費投入によるものの解説。いずれ値上がりは避けられないのでしょうね。先行きが不安です。

2017年11月7日火曜日

親子で防災

久しぶりに子ども科学館にくる。
子どもが小さかった頃、ロケット公園と言っていた。

本日は母親クラブの連協、栃木県地域活動連絡協議会の研修。
『母と子で学ぶ災害への備え』を学ぶ

講師はもちろん防災士会理事長の稲葉茂氏

子ども達も楽しく参加。
クイズやグッズを作りながら防災を肌で感じました。
女性目線、ママ目線の防災が広がることを期待します。

子ども科学館はネーミングフラグで企業の名前が付いたが契約が切れたのか、名前が戻った。
施設のそこかしこにラベルをはがした跡が残る。
時間の流れを感じます。

2017年10月31日火曜日

くらしの足を支える

台風は過ぎたと思いきや吹き返しかビュービュー

土日は『くらしの今昔をみんなで考える全国フォーラム2017』に参加。

地元の避難訓練が雨で中止になったので急遽、2日目も参加。おかげで学びが豊かになりました。

昨年の初めてのフォーラムでは、理解力が働かなった。所属常任委員会の所管に当たるのだが、『交通』なるものが、私の苦手分野。物理や化学の類と同じ。わかったフリすら出来なかった。

今回のテーマに『福祉との連携』があった。
高齢者の移動に着目。自動運転の研究成果発表もワクワクしたが、地方自治体としては、2025問題に関わる重要政策となる。

介護保険制度の総合事業が始まり、国から自治体の実施となった。その中で移動は極めて大きな位置にある。地元の高齢者から「介護サロンまで手押し車での往復は辛い」「町のイベントに行く足がない」「お爺さんの運転は怖い」と聞く。
この現状が高齢者の引きこもりを起こし、介護度を上げ、医療費を上げる。

筑波大学院久野譜也教授の講演
運動不足による死亡リスク、認知症リスクは以前から言われている。車依存の地域とメダボの関係性も高い。しかし、既に高齢者に運動をしろ!と言っても今更取り組まない。まして便利な生活を手に入れた世代に、少し不便に戻って体を使って!は届かない。
たしかに、地方創生予算で健康ロードを整備したりラジオ体操事業を推進したが、活用している方を見ていない。
教授曰く、お出かけの目的(イベントや買い物)を作り、移動手段を選択できる様に工夫すれば、知らず知らずのうちに歩いている。
歩く運動は1日あるいは、週で累積が可能だそうだ。自宅から駅までが歩けないのなら、そこにコミュニティバスやデマンド交通が補足する。イベントも運動公園から駅前での開催にシフトするのもあり。乗り物に乗っている間、つま先立ちしなくても良い。(その話題わかってる人いるかな?)その前後、荷物持って歩くことで十分な歩数になる。

確かに、栃木県内での移動はオール車。こうして東京に来ると、靴擦れするくらい歩く。階段がキツイ。ひ弱。運動不足高齢者予備軍。

先ずは、交通担当と介護、高齢者担当が話し合うこと。その為に、受益者に生の声を聞き取ることから始まる。
今現在企画中の介護の講演会に取り入れよう。

2017年10月16日月曜日

雨にもかかわらず笑顔で活動

冷たい雨かと思いきや。汗!

壬生町健康福祉まつり
まぁ何年かに一度は雨も降りますよね。

獨協医大小児科病院読み聞かせ活動に対し表彰いただきました。ありがとうございます。

壬生町の貧困を考える会みぶほたるは活動資金を調達する目的でフリマに参加して3年目
右も左もフリマを撤退する中、しぶとくオープン。
あら不思議、売れる売れる。これで来年の活動も万全!毎度ありがとうございました。

午後は栃木登校拒否親の会
子どもの前では堪えている涙をはばかることなく流す。同じ悩みを抱える者同士で共有。スッキリして笑顔でまた子どもと向き合う。感謝

本日の下野新聞のコラムに子ども若者機構、中野先生のお話が載っています。

与党の教育費無償化は素晴らしい公約です。と同時に余力のない現在の学校を改善し、子どもが安心して学べる環境の整備に取り組んで欲しいです。

2017年10月10日火曜日

学びの秋、その③まとめ


LD学会最終日。
報告は省いて、まとめ。

この一年、不登校の研究に明け暮れる。
不登校要因のうち、いじめられた、先生に体罰受けた、はごく一部。
大多数は家庭環境、学力不振、無気力。
更にこの要因を探ると、見えてくるのが発達障がい。全国的に6%を超える出現率。クラスに2人はいることに。
不登校のうち、圧倒的に多いのが中学生。
想像するに、発達障がいを持つ子どもに適切な対応をせず、二次障がいが起き、そこに思春期が加われば不登校率は当然高まる。

この学会で学んだことは、発達障がいだろうが無かろうが、問題行動をとる子どもがいれば、行動の要因分析をして、クラス運営に改善の手法を組み込む。それも、その子だけを取り出すのではなく、クラス全体で取り組むことにより、孤立をなくす。
その手法を教員や保育士が学び、心理士やカウンセラーと連携して、その実績を広げれば、学校の対応に格差も無くなる。

また、教育や保育の現場で実現出来れば、子どもが過度な受診、投薬治療から解放され、親共々楽になる。
欧米ではこれが標準だそうだ。

あとは、財源。
この学会で発表される先進事例では、『うちの市長はこの分野に熱心で…。』が聞かれる。それも複数。
本当の本物の子育て環境整備はこれなんだ!
現金給付バラマキとは次元が違う。

困り感のある子どもにてを差し伸べれば、全ての子どもが親がハッピーになる!理論。

因みにこの学会の参加者は職域からの研修派遣でなく、自主参加が殆どだそうです。
先進国でありながら、福祉の遅れをとる日本でこんなに多くの指導者が自費で学んでくれている。
もちろん、知り合いの教員もたくさんいる。
先生方、保育士、福祉の専門職、感謝!
主催者の梅永先生、原田先生に感謝!

来年は新潟、上越教育大、新潟大

まだ議員だったら行ってみたい。

2017年10月8日日曜日

学びの秋、その②


壬生町消防通常点検。
子育て中の団員に対し、子どもの運動会を優先させた団長の判断。それだけで涙出そうに。感謝!

さて、本日もLD学会の報告です。
興味の無い方はごめんなさい。

①岐阜県のベアトレを使った療育
障がいを持つ子への接し方が分からず、より子どもを傷つけてしまう(二次障がい)ことを予防するプログラムがペアトレである。親が育てば子どもが楽になる。岐阜県では確実に効果が認められた報告。

②三重県の保育デザイン
親が我が子の障がい認定を拒む。認め医療を受け入れるまでの数年間、子どもは置き去りになり、クラスで浮き、不登校、ひきこもりに繋がる。
障がい認定を受ける受けない、関わらず、気になる問題行動が認められれば保育の中で支援計画を作り改善出来るようアタッタチする。ポイントは2週間を目標に直ぐに達成出来る計画。片付けが出来ない、列に並んで歩けない。支援者がその子の問題行動の要因を的確に分析、何を足してあげれば一人でも出来るようになるのかチームで考えます。

③柳田邦男さんの講演
絵本と子どもの発達
幼い子どもは「言語」が未発達
未発達だから、子ども自身が表現しきれないことを絵本の力を得て明確に出来る。
言語が未発達だからこそ、聴覚が鋭い。
(聴覚障がい者がそうであり、人が臨終の時も聴覚だけは確率していることがある)
生活の中に、テレビやら親のスマホが鳴り響いていれば、子どもは大切な音に鈍感になる。
授乳中に赤ん坊の直ぐ傍でスマホをいじることも同様。

柳田さんは在住の荒川区で子ども達から本に関する手紙を受けて、表彰も行なっている。そこで、子どもが本と出会う豊かさはとても深く子どもの育ちを助けていると。大人も絵本を読みなさい。
鹿沼市出身の柳田さんの言葉に大勢の聴講者が涙していた。

息子が早く寝ろ!と洗い物のスポンジを取り上げてしまった。

しゃーない、休みます。

学びの秋、その①

壬生町町長及び町議員改選日程が新聞掲載されていました。

カウントダウンがセットされたようでドキドキしています。

町安心安全大会の後は、LD学会栃木大会に参加。昨年の東京大会に続いて2回目となります。
3日間の予定でたっぷりのプログラムです。

本日は奈良女子大名誉教授の浜田寿見男先生の『発達を問う』を聴講しました。
「いまを超える」から『いまを生きる」支援へ

ポイントは2つ
①現代の子どもは守られる一方で、あてにされ人のために働く喜びを知らないまま大人になる。
「あなたのおかげで助かった!」と言われることは、今のやおら何でもかんでも褒めて育てるとは子どもの受け止めがまるで違う。
幼い子どもの面倒をみる。料理を任せる。など

私はつい、配膳や片付けを手伝ってもらっていたが、それではダメで、主体的に料理を任せるべきだと。間違っていました。

②将来必要な力を身につける。
学んで、使って、定着させる。
日本の教育の完全に間違ったところ。
英語を中高大と学んでなぜ使えない。
学んだだけで使わないから身につかない。
学んだものを点数で評価し、進学の合否に当てることは何の意味になるのか?英語を使って生活を豊かにするため学ぶのではないのか。
合否をつけるためだけに学ぶなんて、子どもにとっては楽しいはずがない。嫌いになるだけだ。


目から鱗、明日も学びます!

2017年9月25日月曜日

背中を押して

解散総選挙
地方の末端議員として思うこと
選択の自由がなく、消去法での投票ほど虚しいものはない
とくに若い有権者にとって、自分や子どもの将来を託すからにはこの候補者にこそ!と期待して一票を投じたいだろう。
これは叶うのだろうか。

さて、本日は特別支援学校の授業ボラ。
知的部門の高校生。
社会体験の授業。
詳細はお伝えできませんが、感じたことを。

先日、ある会議での審議でのこと。
知的障がい者の雇用の現場では課題が発生している。と
彼等は就労訓練はされていても、基本的な社会人としての行動規範が不足している。と
給料をもらう以上結果は出して欲しい。
もちろん、障がい者故、出来ないものは出来ない。
出来ることにもかかわらずやろうとしないことはダメ。
例えば挨拶やお礼や詫びるなど。

障がい者雇用促進法の制定で可能性は広がったものの、需要は偏りつつある。
精神障害者で、治療によって安定されている方は健常者と変わらない仕事が可能。
需要が高まっている。
一方、知的障がい者は人数が増えていても、狭き門であり、雇用内容も発展はしない。
親亡き後の生活を生き抜く為には公的サービスに頼らず、可能な方は就労する。
では、どうしたらいいの?
と混乱して、本日のボラに入った。

先生方の言葉がけがピシッとくる。
甘えない、ルールを最後まで守る。
我慢をする。正しい日本語を使う。
出来たら少し褒める。

どうしても知的障がい者の子どもには感情的に優しくしてしまう。
『この子は理解してないのだから仕方ない』と勝手に思ってしまう。
手を繋いで、世間話に付き合ってしまう。
健常な生徒たちには言えることばが言えない。

後数年で職場に立てば甘えさせてくれる人はいない。
給料をもらう立場だ。

だから、先生方は敢えて、生徒たちの為に厳しくしているのだろう。
ボラの私も歩調を合わせよう。

女性のボラに甘えたい生徒たちも終いには諦めた。
やはり、見抜いているのだ。理解しているのだ。
歩くことが面倒な子が汗をかきかき歩き通した。
背中を押していた私の腕もパンパンだ。
的確に出来た行動には満面の笑顔で褒める。
彼等も笑顔で満足する。
これが知的障がい者への教育なんだろう。

まだまだ深いこの世界。
学ばなければ。

2017年9月15日金曜日

9月定例議会を終えて

本日、議会最終日。
二期8年目の自分の判断は果たして住民の皆様の代弁となっているのか否か。
賛否を問われる中で、是々非々の私が私らしくあるのか。
間違っても、近づく改選を意識して有権者受けする行動は慎みたい。
住民の皆様に説明することを想定し。
自分が事業執行する職員の立場だったらを想像する。

今回の議会は28年度決算審査がメインである。
相変わらず医療費の高さが保険税に影響し、払いたくても払えない住民が増えている。
僅か4万人の町に大学病院があることは『住みたい町』の評価が高まる。
一方で高度医療を受けやすいことは一人当たりの医療費は当然高い。
与えられた環境でどう、健康寿命を延伸するのか?
今後も先進事例を提示して行くしかない。

ドキドキ感動
今回の一般質問で盲導犬の受け入れについて質した。
昨年度「障害者差別解消法」についてやはり質問したが、なかなか具現化しない。
それで、犬猫の質問に絡めてみた。
答弁は犬猫の担当ではなく、総務。
要領を用いて盲導犬の受け入れも合理的配慮だと答弁。

議会を終えて、その要領を担当課に見せてもらった。
40を超える具体例を列挙し手厚い要領になっている。
要領を議会に示して頂けなかったことは残念だが、
この取り組みが全ての職員に理解されているならば素晴らしいことだ。

町民のみならず他市町からハンディをお持ちの方がお越し頂いても気持ちよく施設をご利用頂ける。

別段、私が質問しなくてもこの要領は存在しているのかもしれないが、16人の議員の中で唯一質問した私が満足して感動できる取り組みをしてくれている町に感謝。
しみじみ議員を続けたいと思う。

2017年9月14日木曜日

公共交通のはなし

運動会目指して台風が来るのか?

栃木県庁にて公共交通講演会がありました。
この分野では第一人者の名古屋大学院教授加藤博和先生のお話。

なんと、やや早めに宇都宮にお入りになり、宝木から駒生まで歩いてきた…。
重い荷物を背負ってその土地を足で感じておられる。

高齢になり運転が出来なくなるから、公共交通を利用するなんてあり得ない!

自宅からバス停、駅までの移動。
バス停、駅から目的地までの移動を考えたら公共交通は元気でなければ利用出来ない。
その通り。現役世代がバスに電車に乗ろう。涙
先生ご指摘の利用しづらい公共交通をいくら提供しても高齢者は使わない。

そこで
公共交通会議が目的をもって、皆が公平に、地域資源を総動員して計画を立てているのか?
どの自治体もこの会議は総務、総合政策なり職員の中でもエリートの担当が関わっているはす。
是非、会議の環境、雰囲気、進め方を見つめなおして欲しいですね。

2025年までカウントダウン。
消滅自治体と公共交通、介護の政策の進捗が深く関わってくる。



2017年9月4日月曜日

秋の気配

9月議会は各常任委員会の審査に入りました。
初日は教育民生常任委員会の審査。
本町において、最も予算額が大きい分野になります。
総務常任委員会所属の私は傍聴になります。

委員の皆さんが丁寧に審査を進める中印象的なことがありました。

本町は単独の清掃センターから最終処分場までを保有している県内でも珍しい自治体です。
東日本大震災では東北の自治体より瓦礫の受け入れを引き受けた経緯があります。
この清掃センターが老朽化し、ここ数年多額の修繕費がかかるようになりました。

これについて、私がまだ、新人だった頃、一般質問をしたことがあります。
真岡市のセンター、栃木市のセンターを単独視察し質問の資料として発言。
真岡市では広域化するにあたり、環境条例を制定。
有料化に向け、各自治公民館を職員が行政説明に回り理解を進めました。
また、本町と同じ2つの炉を持っているため、不具合を起こす前に定期的に焼却を止め、中に職員が入り目視をしながらつぶさに点検。
その当時、配置7年目のベテランセンター長が説明してくださいました。

この事例を質問で披露したのですが…。
確か、お決まりの「検討します。」の答弁でした。
それから7年目の今日。
現在の担当者の説明では「定期的に手入れをしていないので老朽化が早い。」と。

お〜〜〜〜〜〜

私は傍聴者なので発言ができませんが、怒りの哀しみとでしばし口が開いたままに。
どこの馬の骨とも分からぬ新人議員の汗にまみれた政務活動は担当者のメモにも記憶にも残らず、なーんの役にも立たたなかったのだと。

虚しさに打ちひしがれていても仕方ないので、前を向いて行きます。

虫の声がやたら聞こえてきます。

2017年8月25日金曜日

配偶者暴力支援について

やーっと、1日が終わりました。

本日は栃木県女性議員連盟の視察研修
配偶者暴力による被害者支援について

場所や機関は明らかに出来ません。
感想だけをお伝えします。

今日、女性の活躍が求められ、自立が進んでいる現在でも、無くならない暴力行為。

男と女
体力、腕力の差。経済力の差。こればかりは永遠に変わらない。
不寛容の時代、ストレス社会、歪んだ性欲の時代
そのはけ口が弱い女性に繰り返し降りかかる。

加害者にとっては単なる性行動。
被害者にとっては一生かけても消えない辛い体験

被害発生から72時間以内であれば有効である、緊急避妊薬がある。だから、悩んでいないですぐに警察や病院に相談をして欲しい。

夫婦や交際相手でも暴力は不法。諦めないで訴えて欲しい。

中高生の被害があまりに多い。学校で教育を受けている時は『自分は関係ない』と思っている。配布された相談先カードは捨てずに財布に入れて欲しい。


この問題に光が射さない限り、この国の女性の本当の自立にはならない。

2017年8月23日水曜日

伝統ある市民力

本日の学び「制服バンク」の在り方

貧困を考える会のメンバーと視察に栃木市都賀公民館、足利市制服リサイクルセンターへ

都賀ではオピニオンリーダーが、足利では消費者くらしの会が運営の担い手になっておられる。

運営の形はそれぞれ。都賀はほとんど手をかけず、無料。足利は平日に窓口担当者がつき、有料。
共通しているのが、目的に環境保全、もったいない精神がある。今日、貧困家庭の利用が増えていても、利用者は広く受け付けている。
やはり、子ども食堂も制服バンクも『貧困家庭』に対象を絞ることは周知や利用が狭まるのだろう。

それにしても、20数年間この活動を継続されている両団体の奉仕の精神は素晴らしい。

自治体の財政力も大切だが、市民の意識は尚かけがえの無い財産である。

帰り道に下野市古山のかかしの展示を見に。
稲穂が垂れ、夕顔が丸々実り、ごぼうの葉が茂る
なんとも素敵なステージ。

こちらも市民力あり。

こちらは仮面舞踏会のレディ。
胸にブローチかと思いきやおお!蝉でした。

ゴロゴロ雷が鳴り出しました。

2017年8月6日日曜日

原爆の日に思う

原爆の日に思う。

昨晩の地元盆踊り疲れに遅い朝食を摂りながら、記念式典をライブで観る。

息子の『で、何で核爆弾落とすことになった?』に私自身、戦争を知らない世代ながらも語り継がれて来たことを伝える。

72年経った今日でも平和どころか世界各地でテロや紛争は無くならない。

広島市長は平和宣言で原爆投下を『絶対悪』と表現する。
しかし、米国とすればこれ以上、戦争の長期化は避けたい。本土決戦より、効果が高いと判断した。結果、終結になる。米国の判断が正当化されている。

当時のアメリカ国民が原爆爆弾のもたらす惨さを理解していたとは思えない。

戦争は母国を守るために、方法論を軽視される。
私とて『イスラム国』の構成員に家族がいることを分かった上で消滅を祈る。その方法は対話でなく武力で構わないとさえ考えてしまう。

国連の核兵器禁止条約採択に回らなかった日本。

安倍首相は式典で『核保有国とそうで無い国が参画し話し合うこと』を明言された。
正に世界の中で日本でしか出来ないこと。
言葉だけでなく、在任中に具体的な行動を起こして欲しい。アメリカ大統領は何を考えているかが見えない方ではあるが、先ずは日本国民にこの国の将来について問いかけて頂きたい。

72年経った今でも

国を守るために御霊を捧げた先人に靖国で手を合わせる人。いや、A級戦犯こそが罪の無い日本国民を戦場で戦わせたと分祀を願う人。

核兵器保持こそがパワーバランスであり、抑止力になると考える人。いや、唯一の被爆国として丸腰こそが尊い存在と考える人。

語り部がおられなくなる前に、若者に子ども達に自分の国の平和をどう守るのか問いかけて欲しい。いや親世代の私達ですら平和ボケである。話し合う場を作って欲しい。

それこそが道徳であり、英語教育の前にやるべきことと考えます。

2017年7月31日月曜日

ひとりの意味

本日の下野新聞

作家重松清さんのコラムより
『ひとりでいること』について

内容は同級生が修学旅行に行っている日に、自転車で個人旅に出かけて、修学旅行で得られなかったものよりも、もっと大きなものを得た話。今ならば、修学旅行は授業の一環なので、問題視されるが、大人になる前の青年が自分を高めるために敢えてとった挑戦。尊いものである。

私にも卒業旅行をひとり旅にした経験があり共感しました。

また、今現在、ひとり会派(敢えて拒否してるわけでは無いですが)で議員を8年通すと、ひとりでいることが楽というより、ひとりが貴重である事に気がついてきました。
政権、国政うんぬんでなく、住民が自分の町を良くしたいという思いを汲み取る存在に主義主張と同様、大切なものがあるかもしれない。

『ひとり』について
昨日、東京サドベリースクール在籍の12歳の少女の話を聞いた。
フリースクール同様、一般的な学校に行けなくなった子どもの居場所として捉えていた私には衝撃的でした。

自分はこうありたい!
教科書、制服、校則に縛られず、自由でいたい。
ここまで書くと、ただの怠け者に見える。
そこが違う。
本を読もうが、ゲームしようが、ボーとしようがお構いなし。ただ全て自己責任。これはこわいですよ。放って置かれる。つまらなければ、楽しみたければ自分から提案し、全員に提案するしか無い。プレゼンだ。
大人の敷いたレールに乗れば大学卒業まで物を考えることもなく何と無く過ぎていく今。
考えて抵抗すれば、はじかれる。

自分が子どもの頃はもっと色々考えたり、空想した。その時間が今は無い。

12歳の少女の話はまるで人材育成のプロのようだ。パワーポイントも学んで作製したそう。
どこから質問受けても、嘘のように的を得た回答をする。小生意気な口の達者な子どものイメージは全く無い謙虚さ。
いわゆる、偏差値的なものも不足はなさそう。彼女に関して言えば、教科書と先生は不要であることが実証された。

尋ねてみた、友達100人いることを大人は勧めるがどう思うか?
100人の友達より信頼できる1人の友達がいればいいと。

少数派であることにプライドを持ち、我が子が磨かれていくことを時間をかけて見守る親。覚悟が強い。
本来、一人一人の親は我が子の教育、生き方にもっと真剣に向き合うべきではないか。
学校で大勢の友達と仲良く過ごすことを無条件で良しとするのは無責任かもしれない。今の不登校の多さが物語っている。

私は私。あなたと違っていい。
違うからひとりでいい。
ひとりは可哀想でも気の毒でもない。
自由である。

その上で、パートナーや仲間を持てばいい。

2017年7月30日日曜日

引き継げるのか?竹の切り出し

いよいよ来週に迫った、「神社で寺子屋」
夏休みになったのに、雨ばかりでしょげてる子ども達に喜んでもらいますよ!

本日は竹の切り出し。流しそうめん、竹馬、防災プログラムの担架用に使用する。
神社の総代の皆さんに毎年お願いしているが、今年は手伝わせてもらいました。

流れは
地主さんに挨拶
適した竹の選定
倒す方向決め(藪が深い場合は運び出す方向の真逆)
ノコ入れ
枝打ち(長さも必要なサイズにカット)
運び出し
車に載せる、ロープで固定

先々、先輩方が出来なくなった時、誰がやってくれるのか?

流しそうめんも絶滅危惧種になるのかな?

子どものためのスクールソーシャルワークとは

久々のヒット!

足利市第三者調査委員会報告書を読む会主催

日本スクールソーシャルワーク協会名誉会長山下英三郎氏の講演を聞く。

昨年から研究し続けている『不登校対策』
不登校の子どもが多いので対策をしっかり!てな質問では意味がない。
子どもを取り巻く環境全体に目を向け、とりわけ疲れ切っている先生達に力強く教鞭をとってもらうために何をするべきか?

一年以上学んだ中で、本日確信を得ました。

山下先生は日本のSSWの草分け。自身アメリカで学び、日本に持ち込み定着された方です。
当初、SSWは定着しないと多くの専門家たちから批判されたそうです。

学びの核
肩書き、資格に捉われず、子どもの人権擁護を本分とする人間。周りの人間誰もが取り合わない状況でも、その子の言葉に耳を傾け、その子の代弁者になれる人間。(非行を繰り返す子どもにこそそうせざるを得ない理由がある)

問題を抱える子どもにばかり、目を向けがちだが、子どもに関わる環境との相互関係を見よ。

組織の人間でありながら、孤独でよい。
教育委員会で配置されれば、当然、教委から給与をもらい、上司の命令に従う。それでも教育組織や学校、教員のために動くのでは無く、子どもに寄り添う。クライアントは子どもである。
だから、教員の再任用は問題がある。

一見、学校に背を向ける立場の様だが、その子の子どもの課題が軽減され、再度、安心して授業が受けられる様になれば学校や担任にとっても結果良しである。そこを目標にするためにも、誰かを忖度することのない第三者の目線が求められる。

既に県内で自治体単独のSSWが成果を上げていることを確認しています。
2019年までに中学校単位に全国で1万人のSSW配置を文科相は打ち出しました。


わが町に、学校に行きたくても行けない子ども達の為にスキルの高いSSWが配置されることを要望します。