2017年10月31日火曜日

くらしの足を支える

台風は過ぎたと思いきや吹き返しかビュービュー

土日は『くらしの今昔をみんなで考える全国フォーラム2017』に参加。

地元の避難訓練が雨で中止になったので急遽、2日目も参加。おかげで学びが豊かになりました。

昨年の初めてのフォーラムでは、理解力が働かなった。所属常任委員会の所管に当たるのだが、『交通』なるものが、私の苦手分野。物理や化学の類と同じ。わかったフリすら出来なかった。

今回のテーマに『福祉との連携』があった。
高齢者の移動に着目。自動運転の研究成果発表もワクワクしたが、地方自治体としては、2025問題に関わる重要政策となる。

介護保険制度の総合事業が始まり、国から自治体の実施となった。その中で移動は極めて大きな位置にある。地元の高齢者から「介護サロンまで手押し車での往復は辛い」「町のイベントに行く足がない」「お爺さんの運転は怖い」と聞く。
この現状が高齢者の引きこもりを起こし、介護度を上げ、医療費を上げる。

筑波大学院久野譜也教授の講演
運動不足による死亡リスク、認知症リスクは以前から言われている。車依存の地域とメダボの関係性も高い。しかし、既に高齢者に運動をしろ!と言っても今更取り組まない。まして便利な生活を手に入れた世代に、少し不便に戻って体を使って!は届かない。
たしかに、地方創生予算で健康ロードを整備したりラジオ体操事業を推進したが、活用している方を見ていない。
教授曰く、お出かけの目的(イベントや買い物)を作り、移動手段を選択できる様に工夫すれば、知らず知らずのうちに歩いている。
歩く運動は1日あるいは、週で累積が可能だそうだ。自宅から駅までが歩けないのなら、そこにコミュニティバスやデマンド交通が補足する。イベントも運動公園から駅前での開催にシフトするのもあり。乗り物に乗っている間、つま先立ちしなくても良い。(その話題わかってる人いるかな?)その前後、荷物持って歩くことで十分な歩数になる。

確かに、栃木県内での移動はオール車。こうして東京に来ると、靴擦れするくらい歩く。階段がキツイ。ひ弱。運動不足高齢者予備軍。

先ずは、交通担当と介護、高齢者担当が話し合うこと。その為に、受益者に生の声を聞き取ることから始まる。
今現在企画中の介護の講演会に取り入れよう。

2017年10月16日月曜日

雨にもかかわらず笑顔で活動

冷たい雨かと思いきや。汗!

壬生町健康福祉まつり
まぁ何年かに一度は雨も降りますよね。

獨協医大小児科病院読み聞かせ活動に対し表彰いただきました。ありがとうございます。

壬生町の貧困を考える会みぶほたるは活動資金を調達する目的でフリマに参加して3年目
右も左もフリマを撤退する中、しぶとくオープン。
あら不思議、売れる売れる。これで来年の活動も万全!毎度ありがとうございました。

午後は栃木登校拒否親の会
子どもの前では堪えている涙をはばかることなく流す。同じ悩みを抱える者同士で共有。スッキリして笑顔でまた子どもと向き合う。感謝

本日の下野新聞のコラムに子ども若者機構、中野先生のお話が載っています。

与党の教育費無償化は素晴らしい公約です。と同時に余力のない現在の学校を改善し、子どもが安心して学べる環境の整備に取り組んで欲しいです。

2017年10月10日火曜日

学びの秋、その③まとめ


LD学会最終日。
報告は省いて、まとめ。

この一年、不登校の研究に明け暮れる。
不登校要因のうち、いじめられた、先生に体罰受けた、はごく一部。
大多数は家庭環境、学力不振、無気力。
更にこの要因を探ると、見えてくるのが発達障がい。全国的に6%を超える出現率。クラスに2人はいることに。
不登校のうち、圧倒的に多いのが中学生。
想像するに、発達障がいを持つ子どもに適切な対応をせず、二次障がいが起き、そこに思春期が加われば不登校率は当然高まる。

この学会で学んだことは、発達障がいだろうが無かろうが、問題行動をとる子どもがいれば、行動の要因分析をして、クラス運営に改善の手法を組み込む。それも、その子だけを取り出すのではなく、クラス全体で取り組むことにより、孤立をなくす。
その手法を教員や保育士が学び、心理士やカウンセラーと連携して、その実績を広げれば、学校の対応に格差も無くなる。

また、教育や保育の現場で実現出来れば、子どもが過度な受診、投薬治療から解放され、親共々楽になる。
欧米ではこれが標準だそうだ。

あとは、財源。
この学会で発表される先進事例では、『うちの市長はこの分野に熱心で…。』が聞かれる。それも複数。
本当の本物の子育て環境整備はこれなんだ!
現金給付バラマキとは次元が違う。

困り感のある子どもにてを差し伸べれば、全ての子どもが親がハッピーになる!理論。

因みにこの学会の参加者は職域からの研修派遣でなく、自主参加が殆どだそうです。
先進国でありながら、福祉の遅れをとる日本でこんなに多くの指導者が自費で学んでくれている。
もちろん、知り合いの教員もたくさんいる。
先生方、保育士、福祉の専門職、感謝!
主催者の梅永先生、原田先生に感謝!

来年は新潟、上越教育大、新潟大

まだ議員だったら行ってみたい。

2017年10月8日日曜日

学びの秋、その②


壬生町消防通常点検。
子育て中の団員に対し、子どもの運動会を優先させた団長の判断。それだけで涙出そうに。感謝!

さて、本日もLD学会の報告です。
興味の無い方はごめんなさい。

①岐阜県のベアトレを使った療育
障がいを持つ子への接し方が分からず、より子どもを傷つけてしまう(二次障がい)ことを予防するプログラムがペアトレである。親が育てば子どもが楽になる。岐阜県では確実に効果が認められた報告。

②三重県の保育デザイン
親が我が子の障がい認定を拒む。認め医療を受け入れるまでの数年間、子どもは置き去りになり、クラスで浮き、不登校、ひきこもりに繋がる。
障がい認定を受ける受けない、関わらず、気になる問題行動が認められれば保育の中で支援計画を作り改善出来るようアタッタチする。ポイントは2週間を目標に直ぐに達成出来る計画。片付けが出来ない、列に並んで歩けない。支援者がその子の問題行動の要因を的確に分析、何を足してあげれば一人でも出来るようになるのかチームで考えます。

③柳田邦男さんの講演
絵本と子どもの発達
幼い子どもは「言語」が未発達
未発達だから、子ども自身が表現しきれないことを絵本の力を得て明確に出来る。
言語が未発達だからこそ、聴覚が鋭い。
(聴覚障がい者がそうであり、人が臨終の時も聴覚だけは確率していることがある)
生活の中に、テレビやら親のスマホが鳴り響いていれば、子どもは大切な音に鈍感になる。
授乳中に赤ん坊の直ぐ傍でスマホをいじることも同様。

柳田さんは在住の荒川区で子ども達から本に関する手紙を受けて、表彰も行なっている。そこで、子どもが本と出会う豊かさはとても深く子どもの育ちを助けていると。大人も絵本を読みなさい。
鹿沼市出身の柳田さんの言葉に大勢の聴講者が涙していた。

息子が早く寝ろ!と洗い物のスポンジを取り上げてしまった。

しゃーない、休みます。

学びの秋、その①

壬生町町長及び町議員改選日程が新聞掲載されていました。

カウントダウンがセットされたようでドキドキしています。

町安心安全大会の後は、LD学会栃木大会に参加。昨年の東京大会に続いて2回目となります。
3日間の予定でたっぷりのプログラムです。

本日は奈良女子大名誉教授の浜田寿見男先生の『発達を問う』を聴講しました。
「いまを超える」から『いまを生きる」支援へ

ポイントは2つ
①現代の子どもは守られる一方で、あてにされ人のために働く喜びを知らないまま大人になる。
「あなたのおかげで助かった!」と言われることは、今のやおら何でもかんでも褒めて育てるとは子どもの受け止めがまるで違う。
幼い子どもの面倒をみる。料理を任せる。など

私はつい、配膳や片付けを手伝ってもらっていたが、それではダメで、主体的に料理を任せるべきだと。間違っていました。

②将来必要な力を身につける。
学んで、使って、定着させる。
日本の教育の完全に間違ったところ。
英語を中高大と学んでなぜ使えない。
学んだだけで使わないから身につかない。
学んだものを点数で評価し、進学の合否に当てることは何の意味になるのか?英語を使って生活を豊かにするため学ぶのではないのか。
合否をつけるためだけに学ぶなんて、子どもにとっては楽しいはずがない。嫌いになるだけだ。


目から鱗、明日も学びます!