2017年7月31日月曜日

ひとりの意味

本日の下野新聞

作家重松清さんのコラムより
『ひとりでいること』について

内容は同級生が修学旅行に行っている日に、自転車で個人旅に出かけて、修学旅行で得られなかったものよりも、もっと大きなものを得た話。今ならば、修学旅行は授業の一環なので、問題視されるが、大人になる前の青年が自分を高めるために敢えてとった挑戦。尊いものである。

私にも卒業旅行をひとり旅にした経験があり共感しました。

また、今現在、ひとり会派(敢えて拒否してるわけでは無いですが)で議員を8年通すと、ひとりでいることが楽というより、ひとりが貴重である事に気がついてきました。
政権、国政うんぬんでなく、住民が自分の町を良くしたいという思いを汲み取る存在に主義主張と同様、大切なものがあるかもしれない。

『ひとり』について
昨日、東京サドベリースクール在籍の12歳の少女の話を聞いた。
フリースクール同様、一般的な学校に行けなくなった子どもの居場所として捉えていた私には衝撃的でした。

自分はこうありたい!
教科書、制服、校則に縛られず、自由でいたい。
ここまで書くと、ただの怠け者に見える。
そこが違う。
本を読もうが、ゲームしようが、ボーとしようがお構いなし。ただ全て自己責任。これはこわいですよ。放って置かれる。つまらなければ、楽しみたければ自分から提案し、全員に提案するしか無い。プレゼンだ。
大人の敷いたレールに乗れば大学卒業まで物を考えることもなく何と無く過ぎていく今。
考えて抵抗すれば、はじかれる。

自分が子どもの頃はもっと色々考えたり、空想した。その時間が今は無い。

12歳の少女の話はまるで人材育成のプロのようだ。パワーポイントも学んで作製したそう。
どこから質問受けても、嘘のように的を得た回答をする。小生意気な口の達者な子どものイメージは全く無い謙虚さ。
いわゆる、偏差値的なものも不足はなさそう。彼女に関して言えば、教科書と先生は不要であることが実証された。

尋ねてみた、友達100人いることを大人は勧めるがどう思うか?
100人の友達より信頼できる1人の友達がいればいいと。

少数派であることにプライドを持ち、我が子が磨かれていくことを時間をかけて見守る親。覚悟が強い。
本来、一人一人の親は我が子の教育、生き方にもっと真剣に向き合うべきではないか。
学校で大勢の友達と仲良く過ごすことを無条件で良しとするのは無責任かもしれない。今の不登校の多さが物語っている。

私は私。あなたと違っていい。
違うからひとりでいい。
ひとりは可哀想でも気の毒でもない。
自由である。

その上で、パートナーや仲間を持てばいい。

2017年7月30日日曜日

引き継げるのか?竹の切り出し

いよいよ来週に迫った、「神社で寺子屋」
夏休みになったのに、雨ばかりでしょげてる子ども達に喜んでもらいますよ!

本日は竹の切り出し。流しそうめん、竹馬、防災プログラムの担架用に使用する。
神社の総代の皆さんに毎年お願いしているが、今年は手伝わせてもらいました。

流れは
地主さんに挨拶
適した竹の選定
倒す方向決め(藪が深い場合は運び出す方向の真逆)
ノコ入れ
枝打ち(長さも必要なサイズにカット)
運び出し
車に載せる、ロープで固定

先々、先輩方が出来なくなった時、誰がやってくれるのか?

流しそうめんも絶滅危惧種になるのかな?

子どものためのスクールソーシャルワークとは

久々のヒット!

足利市第三者調査委員会報告書を読む会主催

日本スクールソーシャルワーク協会名誉会長山下英三郎氏の講演を聞く。

昨年から研究し続けている『不登校対策』
不登校の子どもが多いので対策をしっかり!てな質問では意味がない。
子どもを取り巻く環境全体に目を向け、とりわけ疲れ切っている先生達に力強く教鞭をとってもらうために何をするべきか?

一年以上学んだ中で、本日確信を得ました。

山下先生は日本のSSWの草分け。自身アメリカで学び、日本に持ち込み定着された方です。
当初、SSWは定着しないと多くの専門家たちから批判されたそうです。

学びの核
肩書き、資格に捉われず、子どもの人権擁護を本分とする人間。周りの人間誰もが取り合わない状況でも、その子の言葉に耳を傾け、その子の代弁者になれる人間。(非行を繰り返す子どもにこそそうせざるを得ない理由がある)

問題を抱える子どもにばかり、目を向けがちだが、子どもに関わる環境との相互関係を見よ。

組織の人間でありながら、孤独でよい。
教育委員会で配置されれば、当然、教委から給与をもらい、上司の命令に従う。それでも教育組織や学校、教員のために動くのでは無く、子どもに寄り添う。クライアントは子どもである。
だから、教員の再任用は問題がある。

一見、学校に背を向ける立場の様だが、その子の子どもの課題が軽減され、再度、安心して授業が受けられる様になれば学校や担任にとっても結果良しである。そこを目標にするためにも、誰かを忖度することのない第三者の目線が求められる。

既に県内で自治体単独のSSWが成果を上げていることを確認しています。
2019年までに中学校単位に全国で1万人のSSW配置を文科相は打ち出しました。


わが町に、学校に行きたくても行けない子ども達の為にスキルの高いSSWが配置されることを要望します。